Work Vault
仕事用のObsidian Vaultである。個人用Vaultとファイル・Git履歴・同期先を共有しない。
セットアップ
- GitHubの
Use this templateから新しいPrivate repositoryを作る。 - 作成したrepositoryをcloneし、Obsidianの「Open folder as vault」で開く。
- Restricted modeを解除し、同梱済みの
Work Vault Commandsだけを有効にする。 - Vaultルートで
git config core.hooksPath .githooksを実行する。 - Homeを開き、必要なWorkへのリンクだけを追加する。
macOSとWindowsで同じVault内設定を使う。ショートカットはObsidianのModキーで定義済みであり、macOSではCmd、WindowsではCtrlとして動作する。.obsidian/workspace*.jsonと.obsidian/graph.jsonはGit管理せず、レイアウトは端末ごとに保持する。
Vault本体の利用にNode.jsは不要である。plugin開発と保守ツールにはNode.js 22以上を使う。保守ツールは外部packageとPowerShellに依存しない。
Documentation
- Home: 日々の入口と主要なBaseビュー
- Checkpoints: Daily・Weekly・Monthlyとタスク運用
- Work Vault Commands: コマンド仕様とplugin開発
- Vault Tools: Node.js保守ツールの使い方
- Obsidian Web Clipper運用: Web Clipの受け入れと重複処理
- AGENTS: このVaultで作業するAI向けの規則
Principles
- 置き場所が未判断ならInboxへ保存する
- フォルダは人間向けの可変な置き場所とする
typeは主要な役割を一つだけ表す- 現在状態と時点記録を分ける
- 重複を避け、Markdownリンクで関係を表す
- 1ファイルで始め、必要時だけフォルダ化する
- Gitで変更履歴を残す
OKFは採用しない。1ファイル1概念、正本と一次資料の分離、必要な情報だけ読む、正本を更新して重複を増やさない、という考え方だけを使う。
Paths
固定するのは最上位だけである。
| Path | Role |
|---|---|
00-inbox | 置き場所・役割が未判断 |
10-checkpoints | Daily・Weekly・Monthlyの引き継ぎ |
20-work | 現在の業務。下位階層は自由 |
30-playground | 目的のある実験 |
40-jottings | 枠組みのない短いnote |
90-archive | 終了した保存対象 |
99-system | テンプレート・Bases・設定 |
local-only | Git除外。暗号化ではない |
Inboxは処理待ちである。Jottingsは、どの枠組みにも属さないと判断した短いnoteの正式な置き場所である。jottingは素早く書いた短いnoteを意味する。Git管理対象だが外部公開は禁止する。
Work hierarchy
20-work以下の名前・粒度・深さは自由である。プロジェクト・部署・業務領域・人物・研修などが混在してよい。
20-work/
認証基盤刷新/
開発部/
開発部共通/
新人研修/
田中さんとの協業/
- 一緒に移動するものは入れ子にする
- 頻繁に使うものは浅く置く
- 複数の場所に関係するものはリンクする
- 所属を
project・areaとしてYAMLへ重複させない - 概要ノートは必要な場合だけ、フォルダと同名で作る
20-work/認証基盤刷新.md
↓ 関連ファイルが増えた場合
20-work/認証基盤刷新/
認証基盤刷新.md
認証方式の決定.md
20260803_認証方式検討会.md
assets/
Obsidianのリンク自動更新を有効にしている。必要に応じて移動・改名・統合する。通常のリンクは標準Markdown記法を使う。Baseビューの埋め込みだけはObsidian記法![[path/file.base#View]]を使う。
Types
typeはText Propertyであり、値は一つだけである。
| type | Meaning | Filename |
|---|---|---|
note | 着想・観察・自由な書き出し | 日付あり |
record | 起きたことの記録 | 日付あり |
living-document | 現在状態の正本 | 日付なし |
checkpoint | Daily・Weekly・Monthlyの引き継ぎ | 日付あり |
思ったこと → note
起きたこと → record
今どうなっているか → living-document
日・週・月をまたぐ → checkpoint
memoは使わない。英語のmemoは組織内のmemorandumを主に意味する。Inboxへの緊急保存ではtypeを省略できる。
Current state and history
日付付きファイルは時点記録である。日付なしのliving documentは現在有効な概要・決定・手順・参照情報・継続タスクである。
20260803_認証方式について気づいたこと.md # note
20260805_認証方式検討会.md # record
↓ 反映・リンク
認証方式の決定.md # living-document
note・recordは現在の正しさを保証しない。永続情報はliving documentへ反映し、根拠となる記録へリンクする。
Dates
ISO 8601に準拠する。ファイル名は基本形式、YAML・本文は拡張形式とする。
- Daily:
10-checkpoints/daily/YYYY/MM/YYYYMMDD.md - Weekly:
YYYYWww.md。ISO週・月曜日始まり - Monthly:
YYYYMM.md - note・record:
YYYYMMDD_<名前>.md - living document: 日付なし
- 日時付き:
YYYYMMDDTHHmmss+0900_<名前>.md
created: 2026-08-03
updated: 2026-08-10
created_at: "2026-08-03T14:30:00+09:00"
week: "2026-W32"
frontmatter終端---の直後に空行を入れない。非表示の説明はHTMLコメント<!-- ... -->で書く。
Checkpoints
Daily・Weekly・Monthlyは日記ではなく、仕事の文脈を時間越しに引き継ぐファイルである。現在情報を複製せず、Workの正本へリンクする。
Daily
10-checkpoints/daily/2026/08/20260803.md
- 朝:
Start Todayで直近の過去Dailyから未完了を引き継ぎ、今日の焦点を決める - 日中:
Tasksを実行状態の正本とし、重要な差分とWorkへのリンクを残す - 終業前:
ProgressとNotesへ進捗・待ち・次の一手を残す
Weekly
10-checkpoints/weekly/2026/2026W32.md
月曜日に作る。先週の進捗・停滞・決定を確認し、今週の優先事項を決める。Inbox・Work・Archiveも見直す。
Monthly
10-checkpoints/monthly/2026/202608.md
月初に作る。先月の成果・停滞・変化を確認し、今月の重点を決める。
BasesはYAMLのcreatedを使い、対象日・対象週・対象月に作成したノートを表示する。ファイルシステムの作成日時は使わない。
Tasks
todoはtypeではない。TODOは文書内のタスクである。
- 後で分類する書き出し → Inboxのnote
- 枠組みのない書き出し → Jottingsのnote
- 今日実行する項目と状態 → 当日のDaily
- 要件・判断・手順・将来候補 → Work内のliving document
タスク状態は未着手[ ]、進行中[/]、完了[x]の3つである。Reading viewとLive Previewではチェックボックスをクリックして状態を循環させる。Cmd/Ctrl+Shift+Enterはキーボード操作である。表示はMinimalのChecklist仕様を参考に、空円、半円、チェックとする。
Start Todayは当日のDailyを作り、直近の過去Dailyから未着手・進行中のタスク木を1回だけ繰り越す。繰越だけはsnapshotから次の実行状態を作る意図的な複製である。それ以外ではタスクを複製せず、DailyからWorkの文脈へ標準Markdownリンクを張る。過去のDailyは書き換えない。
Calendarは日曜日始まりで表示し、任意の日付のDailyを開くナビゲーションである。右サイドバーには起動時からCalendarタブのアイコンを置くが、サイドバーを自動展開しない。繰越は行わない。Tasks系community pluginと独自SQLiteタスクDBは使わない。Markdownだけで人間が同じ操作を再現できる。
System
Obsidian標準機能を基本とする。Vault固有の操作だけ、Git管理するWork Vault Commands pluginを使う。
99-system/templates/
note.md
jotting.md
record.md
living-document.md
daily-checkpoint.md
weekly-checkpoint.md
monthly-checkpoint.md
99-system/bases/
inbox.base
current-documents.base
untyped-files.base
created-on-date.base
created-in-week.base
created-in-month.base
.obsidian/plugins/work-vault-commands/
src/ # TypeScript source and tests
main.js # Obsidianが読み込むbuild済みbundle
manifest.json
package.json
README.md # command仕様と開発手順
.obsidian/snippets/
ribbon-vscode.css
AIの判断待ちとなる新規案は00-inbox/agent-draftsへ置く。
Obsidian
通常の新規ノートは00-inboxへ作る。Create Jottingは40-jottingsへYYYYMMDD_HHmmssSSS.md形式のnoteを作る。
| 操作 | macOS | Windows |
|---|---|---|
| Inboxへ新規noteを作る | Cmd+N | Ctrl+N |
| Inboxへ新規noteを別ペインに作る | Cmd+Shift+N | Ctrl+Shift+N |
| Jottingを作る | Cmd+J | Ctrl+J |
| Jottingを別ペインに作る | Cmd+Shift+J | Ctrl+Shift+J |
| 新しいタブを開く | Cmd+T | Ctrl+T |
| 閉じたタブを復元する | Cmd+Shift+T | Ctrl+Shift+T |
| 当日のDailyを開始する | Cmd+Shift+D | Ctrl+Shift+D |
| タスク状態を切り替える | Cmd+Shift+Enter | Ctrl+Shift+Enter |
| Quick Switcherを開く | Cmd+O | Ctrl+O |
| Command Paletteを開く | Cmd+P | Ctrl+P |
Command Paletteの先頭にはHome、Start Today、Today's Checkpoint、Weekly、Monthly、Checkpoint Review、Jotting、Create from Template、Quick Switcherを固定する。
Work Vault CommandsはStart Today・Open today's checkpoint・タスク状態切替・Home・現在のWeekly・現在のMonthly・Checkpoint Review・Calendar・Jotting・別ペインJotting・Create from Templateのコマンドを追加する。Open today's checkpointは当日のDaily checkpointを開き、なければ空のテンプレートから作る。繰越は行わない。Checkpointは存在すれば開き、なければISO 8601に従うパスへテンプレートから作る。Create from Templateは一つの画面でNote・Record・Living document、保存先、文書名を指定する。Note・RecordはInbox・Work・Playgroundへ日付付きの名前で作る。Living documentはWork配下だけへ日付なしの名前で作る。作成後はその文書を開く。同名文書があれば重複作成せず、その文書を開く。
独自RibbonはOpen today's checkpoint、Open Calendar、Start Today、Create from Template、Create Jottingを置く。Open today's checkpointはカレンダーチェック、Open Calendarはカレンダー、Create Jottingは鉛筆アイコンを使う。HomeとCheckpoint ReviewはCommand Paletteから実行する。ribbon-vscode.cssで幅48px、ボタン48px、アイコン24pxにし、VS CodeのActivity Barに近い間隔にする。Restricted modeを解除し、このpluginだけを有効にする。
BookmarksはHome、Inbox、Work、Checkpoints、Jottings、未完了タスク検索への共有入口である。
Daily Notes、Templates、Unique Note Creator、WorkspacesのCore pluginは使わない。日付・配置・テンプレートをWork Vault Commandsで一意に決め、Checkpoint Reviewは必要な配置をその都度作る。Basesは既存の.base表示に必要なので有効のままにし、Create New BaseのRibbonだけを隠す。
VS Codeでは.obsidian/app.jsonをplaintextとして扱う。Expo Toolsによるschema誤検出を避けるためである。
Git and security
mainへ小さな単位で意図的にコミットする- 自動pushしない
- 会社承認済みのリモートだけを使う
40-jottingsはGit管理するlocal-onlyはGit除外するが、暗号化されない- パスワード・APIキー・秘密鍵を保存しない
- 個人情報・人事情報は会社指定の保存先へ置く
- 個人GitHub・個人Obsidian Sync・個人Vaultへ接続しない
.gitignoreは既存のGit履歴を消さない。機密情報を誤ってコミットした場合はpushを止め、管理者へ連絡する。
License
このテンプレートの独自部分はMIT Licenseで提供する。第三者由来の内容は、それぞれの著作権表示とライセンスに従う。ChecklistのCSSに関する表示はTHIRD_PARTY_NOTICESに記載する。
How to Install
- Download the ZIP or clone the repository
- Open the folder as a vault in Obsidian (File → Open Vault)
- Obsidian will prompt you to install required plugins
Stats
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License
MIT
Last updated 12d ago